徒然草
ありふれた日常のこと。
燃えつきるまで
| 燃えつきるまで 唯川 恵 (2002/05) 幻冬舎 この商品の詳細を見る |
私が、この本を読んだのは、めずらしく原作となったドラマを観たから。
初回の顛末に、私は号泣してしまった。
そのときは、一人で観ていたのだけれど、昔の自分と重なって、
涙が止まらなくなってしまった。
このドラマは4回のシリーズで、最終回を見逃してしまったこともあり、
原作を読んでみたのだ。
原作は、さらに泣けた・・・。
恋人に「別れないか」と告げられたところから、物語が始まるのだけど、
その主人公が経験した出来事と、まったく同じことを私は23歳で経験した。
でも、同じ経験をした私が、少し痩せたぐらいで
仕事にも支障をきたすことなくすっと立ち直れたのは、
たぶん当時は若かったからかな、と最初にこの本を読んだときには思った。
プライドもあって、泣いてすがるようなことはできなかったし、
彼の前では理解ある強い女を演じたような気がする。
そして、もっとずっと「いい女」になっていつか彼を後悔させてやる。
そんなことを思う余裕もあった。
でも、最近ふと思いついてこの小説を読み返して思ったのは・・・
私は実は燃えつきていなかったんじゃないかということ。
その彼への想いをそのまま燃やし続けていたんじゃないかと、ふと思う。
もちろん、その彼との事は過去の話。
もう、ずいぶん昔のこと。
でも、ずっと心にしこりとなって残ってしまったような気がする。
あのとき、プライドも捨てて泣いてすがればよかった。
弱い私を見せて、それこそ燃えつきるまで向き合えばよかった。
そんなことを、ふと思う今日この頃。
それは、今の私への教訓なのかもしれないな。
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