迷い

今までふたりで乗り越えてきた、沢山のことを想うと、今、私たちの前にある問題も、また同じように解決できるんじゃないかと思ったりして・・・なかなか踏み切れないんだってこと。

素直になれない私は、メールで伝えた。

 じっくり考えて、結論を出そう。
 
それが、夫からの返事。

Blue

昨日の夜は、すごく凹んでた。
昼間、夫と話したのがよくなかったんだと思う。

飛行機のなかでも、羽田から自宅に帰る途中の電車の中でも、涙が止まらず。
私は、ごく稀にだけど、パブリックスペースでも、こんなふうになってしまう。
男は人前で泣いたりしないのが、一般的・・・かと思いきや、陽一郎さん、そういうところは、私と似ている。

感情を抑えられなくて、どうしようもなくなってしまったとき、私が救いを求めるのは、陽一郎さんだった。
逆もまたしかり。

普段はかなり勇気を出さないと電話なんかできないのに、そういうときは、もうなんのためらいもなく、ほとんど無意識のうちに電話できてしまう。

そして、なぜか、そんなときに限って、Callするとすぐに出てくれる。

涙声で「もしもし」っていう私に、
「おう。おつかれ。どした?」
って、明るく聞き返してくれる。

1分だけ陽一郎さんの声を聞けば、私は救われる。

昨日も、それを期待してた。
でも、Call7回目でも、出てくれない。
留守電に切り替わる前に、電話を切った。

いつもならその日のうちに折り返しかけてくれるのに、昨夜はけっきょく電話をくれなかった。

もう、私のことは心配じゃないのかな。
自分のことで手一杯で、それどころじゃないのかな。
もしかして、私が電話したら、迷惑なのかな。
そろそろ私のこと、重荷なのかな。

ネガティブな思考が拡がって、収拾がつかないほどに混乱してしまった。
情けない。


疲れていたからか、ハーブティーが効いたのか、そのまま眠りに落ちたみたい。
気がついたら午前4時。
ケータイにも着信ナシ。

もう涙は出ない。
ため息だけだ。

そして、ため息とともに、何かが変わろうとしている。

一番必要なときに陽一郎さんは助けてくれない・・・

助けてくれる人なんていない。

自分でなんとかしないといけない。

そう思うと、少し復活した。。

まだまだ弱っちいけれど、昨日よりは全然まし。

私を無視して・・・
このまま、突き放してほしい。

陽一郎さんにそんなこと期待しても無駄か・・・。

御用納め

今日で仕事も終わり。
出張先の空港ラウンジで飛行機待ち中。

上司に出張報告と年末の挨拶をしようと思って、電話をかけた。

今日の成果を報告したら、

 やったじゃん!
 一年お疲れさま。
 良いお年を って言ってくれた。

今回の仕事は、先方の来年度予算を取れるかどうか微妙なラインだったから、なおさら緊張したのだけど。。。
うまくデモが動いて、ひとまず好感触を得た。

もし来年は予算が取れないとしても、先行投資で進めたいんだという話をしたところ、先方も乗ってきたし、上司からもそれで行こうとOKが出て、ほっとした。

ひとりぼっちじゃない。

仕事は、チームで回すから、
私ひとりで動いてもひとりじゃないって気がする。

こんなことを思うのは、笑われるかもしれないけれど・・・
私は、みんなで作り上げる仕事が好きで、実はかなりの寂しがりやなのかもしれないなと思う。


今日は、久しぶりに夫と電話で話した。

12月は一度しか会っていないので、ほんとうにお久しぶりというかんじ。

私たちは、少しずつ関係を壊し続けてきた。

私は、久しぶりに夫と会っても、少しも楽しくなくていつも不機嫌だった。
それは、根底にある夫への不信からくるのだと思う。
夫も、不機嫌な私を見て、いらいらする。
ふたりでいると、窮屈で息苦しくなって、会わないほうがいいんじゃないかという結論に落ち着く。

そうして、距離を置いて、今では、めったに会わないし電話もしない。
私が、どこへ出張に行っているのかいつ帰るのかも、夫は知らない。

私と陽一郎さんのことも、どこまで正確に知っているかは分からないけれど、夫は気付いている。

私も、今さら隠そうとは思わない。

今日の電話で、私、好きな人がいるんだって言ったら、

 だろうな。。。
 でも、いいよ。
 いつからとか、どんなやつだとか、
 そういう話は俺は知らなくてもいいから。

そう言ってた。

 私たち、壊し続けているよね。
 どっちが悪いってわけでもない、
 お互いが悪いんだよね。

もっと壊してからじゃないと、私たちは別れられないんだろうか。
未練なんかないのに、このまま別れるのは、不完全燃焼のような気がするのはどうしてなんだろう。

挫折

今日は陽一郎さんにメールをしてしまった。

すごく面白い話を聞いたとき、美しい風景に心を動かされたとき、美味しいお店を見つけたとき、仕事が上手くいったとき・・・

日常の些細な出来事、私が感じたことを、分かちあいたい相手は、陽一郎さんだったから。
今日もまた、ほとんど無意識のうちにメールしていた。

メールを送ったあと、あーやっちゃった。。。と思った。

深夜の電話にはでなかったけど・・・

プレゼント

クリスマスイブ。
今日は自分のためにチキンを買って、料理を作った。
パンプキンスープとタコのマリネ。
ケーキは無しだけど。
それなりにクリスマスっぽいディナーになった。

21時を過ぎで,C-mailが届いた。
久しぶりに夫からだ。

 メリークリスマス。
 クローゼットの奥、ゼロハリのカバンの裏を見てごらん。
 サンタからのプレゼントがあるよ。

プレゼントには手紙が入っていた。

 今年もありがとう。
 いつも、あっぱれに妻を演じてくれたね。感謝するよ。
 でも、演じられなくなったら、いつでも自分の思いのままに行動しても良いんだよ。
 ガマンしないでも、もう良いんだよ。
 出会った頃の奈緒に戻れたらいいけど、色々なことが在った今ではそうもいかないね。 
 でも、いつまでも当時のキラキラ輝いていた奈緒でいられますように。
 願いを込めて。
 Happy Merry Christmas

ほんとに思いがけないプレゼント。

夫と出会った頃の私、出会うまでの私、いろいろと思いだしたら、少し泣けた。

休日

最近、大きめのソファを買った。
リビングでゆっくりと映画を観るために。

コーヒーを淹れて、スタンバイ。
電話もメールもシャットアウト。

誰にも邪魔されない贅沢な休日の過ごし方。

一日のんびりしたから、明日はでかけよう。

来年用に手帳を買わないといけない。
それから年賀状も。

明後日は、部署の忘年会だ。
今回は、私が幹事。
宴会の幹事なんて、久々だな。
幹事が遅刻したらシャレにならないから、
とっとと仕事を片付けよう。

ひとりで過ごす週末とみんなで騒ぐ忘年会。
どちらが好きかしらん。

さえない一日

朝、起きると、右目が重い。
鏡を見るとまぶたが腫れ上がっていた。
虫さされかものもらいか・・・

あまりに不細工な顔なので、どこにも出かけられない。
しょうがないから家でTVでも見て過ごすことにした。

おなかがすいたけど、冷蔵庫にはろくなものがない。
夕方、近所のコンビニまで行こうと思って家を出たら、外は雨。
戻るのも面倒なので、そのまま走って行った。
サンドウィッチとヨーグルトを買って、家路を急ぐ。

オートロックの前で、鍵がないことに気付いた。
うーん、あわててでかけたから鍵を持たずに出ちゃった?
しばらくどうしようかと思案していたら、同じマンションの住人と思しき兄ちゃんがオートロックを開けてくれたので、すかさず私もエントランスをくぐる。

しかし、部屋のドアを開けようと思ったら、ちゃんと鍵がかかっていた。
あれれ、鍵・・・やっぱりどこか落したんだ。

途方に暮れていても始まらない。

しょうがないので、雨の中再び、コンビニへ。

 あの、、すみません。鍵の落し物・・・って

言ったらすぐ、コンビニのおじさんが手渡してくれた。

よかった!

しっかり雨にぬれたけど、鍵が見つかって事なきを得た。

夜になっても、まぶたは相変わらず腫れぼったい。
ちょっとだけましになったけど・・・

ほんとにさえない一日。

火曜日までに治るかなぁ。



忘年会シーズン

今日は前職でお世話になったメンバーとの忘年会。
来週は部署の忘年会と送別会が2件。
御用納めの日も、内輪でやる忘年会に誘われたけど、出張が入った。

 最後の最後まで働くなぁ。
 もう休みなんだからちょっと温泉でも寄ってこいよ。

なんて、上司に肩を叩かれた。

あ〜、それもいいですね。

今年は、ほんとよく働いた。

年末は温泉でのんびりも悪くないかも。
北陸は雪だろうか。
雪景色の露天風呂なんて最高だろうな。

もうすぐ今年も終わる。
一年って早いな。
ほんとに、あっという間だった。

来年は、どんな年になるだろう。

何か趣味を持とう。
生活に張りがないとつまらない。
仕事だけじゃなくて、プライベートも充実させないと。

何事もバランスが大事

新しいことを始めるのは、楽しみだ。

電話

陽一郎さんからの電話を、やっぱり私は待っている。

結局、一本の電話で私は振り出しに戻ってしまう。

この小さなTOOLが、運命を変えたって言ったら大袈裟かな。

彼と別れる半年ほど前、私はケータイユーザーになった。
少しでもタイミングがずれていたら・・・
きっと、二度と会えなかった。

また来年。

そう言って、私を引き止める。
ううん、私がそう言わせているのかな。

電話ってあんまり好きじゃない。
顔が見えないから。

どんな顔で、また来年・・・なんて言うのか。
見てみたい。

思った以上に

ダメージ。

別になんら変わったところのない、いつもの出張コースなのに・・・疲れた。

なんでかな。
京都。
彼と行くはずだったからか。
やっぱり。

もう私から連絡することはない・・・
まだ1週間もたたないのに、そんなこと無理な気がしてきた。
弱いな。

気が済むまで泣いたら、復活するだろうか。
明るく振舞えば、それはそれで疲れるし。

昔はどうやって乗り越えたんだろう。
10年前の私に、聞いてみたい。

2年後の再会を約束したから、きっとそれを励みに毎日を過ごした気がする。

2年もあったら、別の恋が見つかるだろう・・・とか。
2年たっても、まだ彼を好きなら、愛人でもいいんじゃないか・・・とか。
そういうくだらない発想で。

他に好きな人ができれば忘れられると思ったのに、どうしてダメだったんだろう。
大切な人に嘘をついて、どうしてまた彼に会ってしまったんだろう。
彼に抱かれちゃったんだろう。
幸せな私を見せつけるだけでよかったのに。

いかん。支離滅裂・・・。

京都にて

精神的に疲れた体を引きずって京都入り。

ホテルの部屋から、ライトアップされた竹林が見える。
ほんとはのんびりしたかったけど・・・

今回は深夜の仕事で、集合時間は23:00。
翌朝の5時終了なので、かなりハードだ。
その後、10:30から打ち合わせだし。

今日は一年がかりでやってきた某プロジェクトの納品日。
のはずだったのだけど、最後にインストーラーを作ってもらう予定だったプログラマーさんがノロウィルスに感染した恐れがあるとかで、急遽検査入院となってしまった。
別の人をアサインするのに時間がかかって、結局今日の出荷は間に合わず。
お客様には明日の16:00までに必ず納品しますということで了承をもらって、とりあえず次の仕事先、京都に向かった。

うーん、予定通りにいかないなぁ。

でも、予定外のいい話(新規の案件を受注した!)もあったから、トータルではまずまずの日かもしれない。

もうちょいがんばろ。

快眠CD?

土曜の夜、眠れなくて気付いたら朝だった。
眠るのはあきらめて近所のコーヒーショップに朝ごはんを食べにいった。

うちの近所はオフィスビルが多いので土日はどこも閑散としている。
週末はすいたコーヒーショップでまったりというのが、最近の私の定番。

おなかいっぱいになれば眠れるかなと思ったけど、眠れそうにない。
ipodの整理をしたり本を読んだりして、眠気が訪れるのを待ったけど・・・。
ますます目が冴えてしまった。

眠りを誘う音楽でもないかなと思って探したところ、その名もDREAMS〜快眠CD〜という、まさに「そのまま」なネーミングの一枚を見つけた。
ジャケットがまたかわいい。

DREAMS〜快眠CD〜

ものは試しということで、さっそく注文。

効果は・・・。

確かに眠れたけど、3時間ちょっとで目が覚めてしまった。
寝付きはよくても、途中で起きるのはどうかなぁと思う。
でも、そこであきらめず、すかさずまたこのCDをかけたら、
ころっと眠れたので、入眠にはかなり効果があるのかもしれない。

ipodに入れて明日からの京都出張にも連れていこう。
先週の札幌では、初日は午前3時過ぎまで寝付けず・・・
翌日は早朝5時に目覚めてしまったから、ぜひ試してみたい。

しかし、寝付けずにCDの曲全部聞けたら、ちょっとへこむなぁ。

私の問題

陽一郎さんの問題じゃない。
そんな陽一郎さんを好きな私の問題。

陽一郎さんって、ひとことでいうと太陽みたいな人。
自分で自分のこと「俺って素晴らしいのに!」なんて言える人、そういない。
自信家で俺様野郎。
仕事でもプライベートでも、その自信を裏付けるべく人一倍努力する人だから、そういう点はすごく尊敬している。
ただ、彼もまた私と同じで本当の意味で強い人じゃないんだと思う。

今まで恋愛では成功体験しかなかった彼が、今回初めて失恋という思い通りにならない経験をした。
彼は、一番効率のよいやり方で傷ついた自尊心を修復して、自信を回復する必要があったから、私に電話してきたんだと思う。
私なら、彼が何をしても、何を言っても、全面的に受け入れてくれると知ってて・・・。
「やっぱり俺ってすごいんだ」ってそう思わせてあげるのが私の役割で。

その役割を果たしたら・・・
彼が完全に立ち直ったら・・・
私は必要なくなる気がした。

私にとっても、彼が唯一の逃げ場所だったから、彼を失うのが怖かった。
今も、やっぱり怖いし、心細い。

私は、彼に必要とされることで、自分の存在価値を確認してたんだと思う。

今のうちに、彼と関係のないところで、自分の存在価値を見つけたい。
彼に必要とされているうちに・・・。
そうじゃないと、私はまた自分で自分を追い込んでしまう。

頭では、わかっている。

恋愛依存症

私は、まさにそんなかんじ。
今は、恋愛に振り回されている。

相手が自分に夢中になっているときは楽しくて幸せだけれど、
相手が自分への興味を失ってしまうと苦しくなって。
優しい言葉ひとつでまた有頂天になる。

そして、相手が手に入るととたんに興味を失う。・
両想いになっても、幸せは永く続かない。

結婚して幸せな人は、自覚しているかいないか分からないけれど、やはり努力しているはず。
私は、明らかに努力不足だった。

私が、陽一郎さんをずっと切れないのは、きっと永遠に手に入らない存在として認めてしまっているからなのかもしれない。

成功の心理学じゃないけれど、信じれば願いは叶うと、私も思っている。
信じることで初めて、その願いを叶えるべく、戦略を立てて努力を始められるから。

私の願いは・・・

陽一郎さんから自由になりたい。
この恋愛依存から抜け出したい。
振り回されて疲弊するのは、もう終わりにしたい。

まずは一か月を目標に・・・
彼を忘れてしまおう。

あの人の妻は・・・

陽一郎さんの妻は、夫に別の女がいることを気付いていた。
5年も一人の女性と不倫していたのだから、わかって当然だろう。

 子どももいるし、義理の両親とも上手くいっている・・・
 今まで一度も浮気を問い詰められたことはない。
 聞かない限り、認めない限り、黒に近いグレーのまま、あいまいにできる。
 それをお互い望んでいる。

陽一郎さんはそう言っていた。

 もしも・・・
 私と結婚していたら、私が奥さんの立場になったかもしれないね。

私がそう言うと、うーん、そうかもなって一言。

そして、

 奈緒は子どもがいないから、そうなったら辛いんじゃないか。

なんてのたまう。

夫が他所で何をしてようと、子どもがいれば、子ども中心の生き方をすることで、やり過ごせる。

それが、陽一郎さんの持論。

私が、陽一郎さんの妻だったら、どうだろう。

陽一郎さんは、自分から家庭を捨てるつもりはない。
女として求められなくなっても、妻としては必要とされている。

それなら、私も彼の妻と同じようにグレーのままにしておくだろうか。
彼の妻というポジションを守りたいと思うかな。
子どもがいても、いなくても。

正直、わからない。

ホワイトイルミネーション

出張でやってきた今年4度目の北海道。
ちょうどクリスマスシーズンで、イルミネーションがとても素敵。
ここ、札幌ではホワイトイルミネーションと呼ぶらしい。

先月広島に行ったときも思ったんだけど、この季節、電力会社のお膝元はどこも気合が入っている。確か去年行った仙台もきれいだったなぁ。

私は、12月生まれだから、自分の誕生日が近づくと、キラキラした街路樹やクリスマス仕様の街並みがまるで自分の誕生日をお祝いしてくれているようで、ちょっと得した気分になる。

今月、陽一郎さんとは会えない。
調整してくれたけれど、結局予定が合わなかった。
仕事も、かなり大変らしいので、気が乗らないのかも。
そういうときは、会いたくないな。私も。

マイル、今年もクーポンにするか・・・
それとも適当な予定を組んでチケットに変えようか・・・

思案中。

マイレージ

今年は沢山飛行機に乗ったから、1年でかなりマイルがたまった。

私はJALとUAのマイレージカードを持っていて、
メインはJALで貯めている。

JALのマイルは3年で期限が切れてしまうので、
毎年12月になるとマイルの使い道を考える。

去年は期限切れになりそうな4万マイルを
全部ICクーポンに変えた。
でも、使える場所が限られているので、1年たってもまだ使いきれず・・・
空港でお土産を買ったり、日航ホテルのレストランで使ったりしたんだけどな・・・

割りのいいのは特典航空券。

今、国内線でディスカウントマイルキャンペーンをやっていると、
陽一郎さんが教えてくれた。
普段は15000マイル必要だけど2割引の12000でいけるらしい。

じゃあそれ使って東京に来れる?って聞いたら、
あと500マイル足りないんだとか。

やっぱり、行くのは私か・・・。

不倫を応援する友達

美穂は、18のときに好きになった研究室の5つ年上の先輩と、ずっ〜と付き合っていた。
28で結婚したけれど、後にも先にも先輩以外との恋はない。

ずっとただひとり。それも素敵な話だ。

何年一緒にいても、飽きないという強烈な個性を持ったその先輩は、最近地元で小料理屋をオープンしたそうだ。
美穂は妻として店を手伝っているのかと思えば、みだりに店に立ち入ること禁ず・・・なんだそう。ああ、あの先輩らしいな。店は彼の聖域なのね。きっと。

もし、仕事でこっちにくることがあったら寄ってねと言われたけど、なかなか機会なさそう。
東京からじゃ遠いし・・・。

店をオープンするのにお金がいるってことで、今は先輩の御実家に夫婦で居候しているそうだ。
同居なんて、なかなかできないよなぁ。
ダンナ様は、ほとんど家にいないわけだし・・・
美穂を尊敬してしまう。

美穂は、大学卒業後、彼以外に身寄りもない土地で就職して(この美穂の就職事件は、同期の間でもかなり話題になった)ずっとOLをやっていた。
でも、夫の独立もあって、自分自身、さらに安定した稼ぎ力をつけようと思ったらしく、今は専門学校に入りなおして、資格取得のためにがんばって勉強している。

美穂の名誉のために言っておくけど、美穂は不倫なんてしたことない。

基本的に、私の仲間内ではもっとも一途なやつだけど、言うことがおもしろい。
  
 私って、たった一人の男としかセックスしたことないのよね。
 だから、これが普通なのかどうか・・・って気になるよ。。
 もしかしたら、あれもこれも違うんじゃないかとか・・・ね。

かなり真剣にそんなことを言うから笑ってしまう。

じゃ、ほかの人と試せば?
そしたら、もっと悩んじゃうかもね・・・

なんて、無責任なことを言い合って笑った。

そして、美穂は、私にこう言った。

 奈緒と陽一郎さんは、別れてもずっと繋がっていたんだよね。
 そういう運命なんだよ。きっと。
 一緒にいなくても、何かピンチになったときに思い出してしまう相手。
 そういう人が遠くにいるのって、素敵じゃないの。
 危険な道行き・・・応援するわ。
 
 ずっと続くかな?と私が聞くと、

 続いてほしいな。
 でも、たぶん、もっと別の、陽一郎さん以上の人との出会いがあったら、
 奈緒は今度こそきっちり離れていくでしょう。
 でも、この状況が運命なら・・・もうそんな出会いないかもね。
 どっちがいい?

 逆に聞かれた。
 運命の人と(思いこんで)、生きてくか。
 さらに運命の出会いを求めるか。

 やっぱり後者が健全だと思う。
 誰が運命の人かどうかなんて、最後まで分からない。 
 どんな運命かも同じ。

誕生日

赤外線通信でケータイの電話番号を交換した会社の同僚さんから
「誕生日おめでとう」メールが届いた。

 ケータイのディスプレイに見慣れないケーキのマークが出ていて、
 なんだろうと思って見てみたら、奈緒さんの誕生日だと知りました。

だって。

予期しない人からのおめでとうは、なかなかどうしてうれしいもの。
おじさん、ありがとう!

それから、夏に出張した和歌山から5kgのみかんが送られてきた。
空港で応募した抽選に当たったらしい。
ちょっとしたバースデープレゼントだ。

Skypeを立ち上げたら、別の同僚さんからもメッセージをもらった。

夜は、母からも電話があった。

誕生日って、自分を支えてくれる全ての人に感謝する日だと思う。

そういえば、陽一郎さんも毎年メールをくれてた。
今年は、忙しくて忘れちゃったのかもしれないな、なんて思っていたら・・・
一日遅れて、メールが届いた。

誕生日を覚えていてくれるのって、やっぱりうれしい。

海外ドラマにはまる

最近、amazonで「セックス・アンド・ザ・シティ シューボックスVer.2.0 コンプリート・シリーズ」なるDVDセットを買った。

夏の出張Week、夜、ホテルの部屋で暇だったのでTSUTAYAでSeason1をレンタルして観始めたところ、毎朝寝不足になってしまうほどはまったシリーズものの海外ドラマ。

Season6までレンタルで一気に観たのだけど、半分寝ながら観ていたりして、これはもう一度観てみたいなぁと思っていたところに、BOXの発売&映画化のNewsがあって、ちょっと悩んだ末、結局まとめ買いしてしまったのだ。

大学時代の友人美穂と、主要登場人物4人のうち、自分は誰に似ているか・・・と言う話をしていたら、「奈緒はやっぱりサマンサだね」と言われた。

男みたいなセックス観を持ってて、いつも堂々としてるけど、本気で恋に落ちると一気に少女みたいになってしまうところ。
一見誰よりも強そうなんだけど、実は寂しがりやで意外に他者に優しい人だったりする。

「奈緒も、そういうところあるよね〜」だって。

うーん、そうかな。
男みたいなセックス観?
意外に他者に優しい?

まぁ、言われてみればそうかも。

私は、基本的に優しいと思う。
地球にも、他者にも。

ごみの分別はきっちりやるし。
献血には50回以上行ってる。
去年、骨髄バンクにも登録したもんなぁ。

・・・サマンサは、そういうことしそうにないけど・・・。

セックス観については、ちょっと微妙かな。
サマンサのキャラクターは好きだけど。

美穂いわく、セックス・アンド・・・も面白かったけど、「デスパレートな妻たち」が、さらに楽しめるから、と一押しだ。

私もSeason1の途中まで見て納得。
こちらも女性4人が主人公で、それぞれ個性的に描かれている。
サスペンスあり、涙あり、謎解き要素もあって、続きが気になる。

美穂には、私は、こちらの4人の中では、高校生の庭師と不倫している金持ちマダム「ガブリエル」に似ていると言われている。
見た目も、性格も・・・。

「あ、不倫しているっていうのは偶然の一致よ(笑) 奈緒がまたしても陽一郎さん(元彼)と・・・なんて、知らんかったし。そうじゃなくて、ガブリエルって不倫を続けるためにあれこれ策略を練るんだけど、そのときの頭の切れがすごいからね。奈緒もそうでしょ。」

美穂は、私の恋の生き証人で、私の過去の恋を全て知っている。
陽一郎さんとの出会いも別れも、過去の不倫のことも、全部。

「奈緒は、結局、陽一郎さんの話しているときが、一番幸せそう。」
 それにしても、陽一郎さんって相変わらずすごいオトコだね。
 ここまで奈緒を追わせるなんて、やっぱり只者じゃない(笑)」

美穂の言うとおりなら、私は今幸せなんだろう。
彼とは、ガブリエルのように策略を練らなくても会えるだろう。
私が望めば、きっと。

12月は、今のところ休みも取れそう。
外は寒いから、海外ドラマにはまって、家でのんびりしよう。