WHY

この先、私にまた好きな人ができて、恋をして・・・

もし、そんなことになったとしても、私は、結局陽一郎さんを消去できない気がする。
陽一郎さんを超えるほど、愛せる人に出会えるだろうか。
それが一番、不安。
そして、半分はもうあきらめてる。

陽一郎さんの何が、そんなにいいんだろう。

それ、ずっと昔から、友達にもよく聞かれたなぁ。。
まだ、学生の頃、彼と付き合い始めた時点で、すでに。

私は、彼に会うために、大学では要領よく単位を取って、残りの時間のほとんどをバイトに費やした。
彼に会うための交通費、往復1万円は、奨学金をもらってるような苦学生?にはキツイ。
でも、それを一度も「負担」に思ったことってないなぁ。
どちらかといえば、喜んでやってた。
お料理も、アイロンかけも・・・

 クールな奈緒に、そこまでさせるなんて!
 陽一郎さんって、やっぱりすごい男だ!!

とは、大学時代からの親友、美穂の評。

最近では、

 いまだに奈緒を惹きつけてしまう、陽一郎さんって、やっぱりただものじゃない。

とか・・・言われてる。

美穂が言うように、彼が特別なのか。。。
それとも、私の行動が、そう思わせてしまうだけなのか。。。

ただ、ひとつはっきりしているのは、私が、いわゆる「尽くす女」になれたのは、後にも先にも陽一郎さんに対してだけ・・・なのだ。

それまでの私は、(それ以降もそうだけど・・・)、男性対しては、どちらかといえば「してもらう」のが当たり前だった。

会いにきれくれる。
食事に連れてってくれる。
ワガママを聞いてくれる。

自分から積極的に、彼のために何かしてあげたいな、なんてまず思ったことがない。
そりゃ、付き合い始めの数か月は別だけど・・・。

でも、陽一郎さんに対しては、なぜか、「彼のために」何かをしてあげたくなってしまう。

どうして、彼に対してだけそうだったんだろう。
理由なんて、あるんだろうか。

50/50

 奈緒が独身になると、対等な立場じゃなくなるから・・・会い辛い。

陽一郎さんに、言われた。

 そっか・・・じゃあ、もう会わない?

 うん、、、。

歯切れの悪い返事。
そして、唐突に電話が切れた。

あの人らしい反応。
なんとなく、そんな予感はしてた。

彼の重荷にならないように、罪悪感を感じさせないように・・・
そうしないと会えないなら、私は、きっと、そのための努力を惜しまないだろう。

今の私にとって、彼との時間はかけがえのない大切なもの。
約束の日を、ずっと指折り数えて待っている。
彼に会えると思うから、毎日を頑張れる・・・。

幻想でも逃避でもなんでも。

DS

今日は、なんとなくだるくて仕事する気になれなかった。
会話するのも面倒で、なるべく考えなくても済むような雑用をこなした。

明日は、新しい上司と個人面談だ。
威勢のよい体育会系な人っぽいので、いまいち気が合いそうにないけど・・・。
ま、組織ってそんなもんだろう。しょうがない。

なにか、新しいことを始めようと思って、帰り道にヨドバシカメラに立ち寄った。
そして、ずっと買おう買おうと思っていた、任天堂DSをとうとうGet。

美文字トレーニングをやってみたかったんだけど、残念ながら売り切れ。
うー、残念。

会社の同僚さんに貸してもらった「えいご漬け」がおもしろかったので、続編の「もっとえいご漬け」を購入した。

けっこうハマるというから、楽しみ。

前に進みたいから

私は、夫とやり直したいのかもしれない。
でも、冷静に考えるとそれは無理だと気付く。

私は、夫を信用できないし、夫も私に対して同じ気持ちだろう。

夫は、陽一郎さんとのことを知っている。
名前も、電話番号も。
陽一郎さんに、家庭があることも気付いている。

だからって、夫は彼に何か言うつもりはないと思う。
そうする権利はあるけど・・・
夫は、そういう人じゃないから。

お互いに大切だった時期、愛し合った日々のことを思うと、感傷的な気分になるもの。
でも、もう十分だろう。

前に進みたいから。

離婚届にサインして、夫宛てに送った。
後は、夫がサインしてお役所に提出すればいい。

やってみると簡単なことだ。
特に決めることもない。

私は、戸籍の上では旧姓に戻るけど、仕事上は、夫の姓を名乗り続けることになる。
転職する予定も、今のところない・・・
ま、しょうがないかな。


今、陽一郎さんに会ったら、彼の目の前で泣いてしまいそうな気がした。
だから、今回は会えなくてホッとしている。

ムカツク明細

せっかくいい気分だったのに、だいなし。
あー、見なきゃよかった。
腹立たしいこと、この上ない。

深呼吸しても、一向にムカツキがおさまらない。
けど、もう闘う気力もないし。
闘っても、双方がまた嫌な気持ちになるだけで決してHappyにはならない。
でも、このままっていうのも癪にさわるな。。

もっと、計算高く行こう。
渋々じゃなくて、向こうから進んでそうしたくなるように仕向けてやる。

こうして思ったことを文字にしてみると、幾分冷静になってきた。

でも、今、夫と話すと、さらに殺伐とした気分になりそう。
本音をいうと、もう関わりたくない。

お金の問題って、根が深いというかなんというか・・・
あってもなくても、頭が痛い。

夫婦って、似た者同士っていうけど、ほんとだ。
ロクデナシにはロクデナシ。
自然とそういう組み合わせになるものなんだろうな。

私が、嘘つきならば、夫も嘘つきだ。
私が、夫にムカツク態度を取られるのは、私がそうさせている・・・から・・・か。

世の中、うまくできている。
良いことも悪いことも、巡り巡って、自分に返ってくるもの。

明日は・・・久々に献血に行こうかしらん。

キックオフ

ケータイの小さな四角い画面上で、繰り広げられる駆け引き。

あー、やっちゃった。
やっぱり今日も私の負け。

押されたら、いったん引けばいいのに、押し返してしまうのが私の常みたい。
またしても、彼に対して、テンション高くなってるのが伝わってしまった。

敗因は、浮かれて冷静さを欠いたこと。

そこまではわかっているんだけど・・・
どうして行動に移す前に歯止めが効かないんだろうか。
歯がゆくてかなり悔しい・・・自分に対して。

目標を立てて、段取りをしつつ仕様をつめていく・・・そういうのは得意なはず。
対陽一郎さん向けプロジェクトを立ち上げようかな。
ゴールは、もう決まっているし。
大概の想像通り、おバカなゴール設定だけど。
目標があると、少しは冷静に動けるかもしれない。

とりあえずフェーズ1は、彼からのアプローチを無視することだ。
少し、いやかなり、彼を不安にさせたい。
いきなりハードル高いかなぁ。

でも、このプロジェクト、私がマネージャー兼プレーヤーなわけで・・・
いわゆる一人プロジェクトだから・・・
少し厳しいくらいじゃないとダメだな。
ストイックにいこう。

今日は、たまたま部のキックオフ飲み会。
凹んだ気持ちのまま、しこたま飲んでカラオケまで付き合った。
騒いで憂さ晴らし、なんてオヤジ入ってるなぁ。
でも、楽しかったからよしとする。

明日も、仕事関係の飲み会。
3夜連続ともなると、さすがにしんどいけど。
ま、体力の続く限りがんばりましょう。

深呼吸

陽一郎さんのことになると、毎度のことながら感情に支配されてしまう私。
最近は、そんな自分を自覚して、少し気を付けるようにしてる。

今日は、仕事帰りの電車で、うっかり彼からの電話に出てしまった。

 「週末、大阪出張だよ」
 
 「私は金曜まで大阪」
 
 「タイミング合わないな」と彼が笑う。
 
 「今、電車の中だから、もう切るね」

そう言って電話を切った。
電話を切ってから、ケータイを握りしめて、大きく深呼吸。

土曜はオフだけど、日曜日は出社して仕事したい。
でも、彼にも会いたい。

さーて、どうする?

しばらくして、彼から、メールが来た。

たぶん俺もあんまり時間取れないし、かまってあげられないけど、それでもいいなら会おう。

そんな内容。

「無理しなくていいよ」
が、私に対する彼の口グセである。

「平気、無理なんかしてないよ」
そう返事を送りそうになったけど、またひとつ深呼吸して、

「日曜は仕事したいんだよね。またいつかタイミングがあったらね・・・」
そう返した。

うん。それでいい。
上出来。

そうそう、なにも無理することない。
この流れで会えば、きっと、別れたとき、また強烈に辛いんだから。

何度も泣いて、だいぶ、学習したようだ。

感情に流されそうになったとき、深呼吸するのって意外に効く!と思った。
一呼吸おくのって、こういうとき、大事かもしれないな。

カラダと心

ちょうど、東京に来て1年と少しくらいたった頃だったと思う。
夫の離婚話は、私が最初に聞いていた話とは違って、なかなか進まなかった。
もう1年待ってと言われて、私は一応は納得したけれど、やはり少なからず落胆した。

そんな頃、どちらが誘ったのか、いまいち覚えていないけれど、私は、陽一郎さんと会っている。
たぶん偶然、出張の日が重なって・・・
最初は食事だけのつもりが、結局、セックスをした。
私は、彼を拒まなかった。

夫のことを愛していて、
1日も早く結婚したいと思っていたのに。

私は、たった一度だけ、私のことを信じきって出張に送り出してくれた夫を、裏切った。

誰にも話せなかった。
墓場まで持っていくべき事柄として、封印した・・・つもりだった。

でも、その出来事は、じわじわと私のカラダと心を蝕んで、いつのまにか私は夫とのセックスを楽しめなくなってしまった。
陽一郎さんのことだけが原因じゃないと思う。
ずっと飲み続けていたピルも、少なからず影響していたような気がする。
夫との何気ない日常は、暖かくて幸せだったけど、私はそれに慣れきってしまったのかなとも思う。

濡れないと、セックスは苦痛だ。
ことの最中、早く終わってくれないかな、なんて思うようになり、終わった後、出血することもたびたびあったっけ。

そして、最悪なことに、私は、夫としている最中も、陽一郎さんを思い出すようになった。

自己嫌悪・・・。
ますます悪循環。

私は、自然とセックスを避けるようになり、
結婚してから2年もたたずにセックスレスになった。

もちろん、その間、陽一郎さんと会っていたわけじゃない。
陽一郎さんのとのことは、すべて思い出にしたつもりだった。
私からは一切連絡しなかったし、夫のためにも、それをしたらおしまいだろうと思っていた。

私が連絡を絶っても、陽一郎さんは、毎年欠かさず、誕生日にはメールをくれた。

私が誰よりも愛した人。
その彼が、会えなくてもずっと、私のことを気にかけてくれる。
そう思うとうれしくて、私は彼のアドレスを消せなかった。

私が、Sweet Seasonというサイトを立ち上げたのは、そんなあやふやで頼りない自分のためだったのかも。
幸せに慣れてしまわないように、自分を見失わないように・・・。
夫との毎日を失くしたくない。
そう思って、私なりに努力したつもり。

でも、結局、私は自分で、大切だったはずの日常を壊してしまった。
必死で取り戻そうとしたけれど、そもそも順番が逆だったのかな。

私の心の中には、ずっと消せない陽一郎さんの存在があった。
その状態で、夫の心を取り戻せるはずなんてない。
気付いていたのに、無視してやり過ごそうとしてた。

夫とは、もうずいぶん会っていない。
お互いに仕事をしてて、子どももいない・・・
別々に暮らしても、経済的には問題ない。
やり直せないと知っていても、離婚するのは大変だから、どうしてもっていう理由がないとなかなか重い腰をあげられないのかな。
夫が今付き合っている(と思われる)彼女が、強く結婚を望めば・・・
私にまた結婚したいと思うような人ができたら・・・
話を進めようってことになるんだろうか。

今は、そんなかんじ。

趣味!?

最近の私は、お休みの日でも早起き。
なんとなく、眠り足りない気がして、今朝は2度寝した。
それでも9時前には起床。
洗濯機を回してる間に、ちょっとご近所まで朝ごはんを食べに出かけた。

近々仕事で上京する陽一郎さんに、
「どこに泊まる?奈緒が調べといて・・・」なんて、
言われてたことを思い出した。

大阪時代は、それこそ出張で東京に来るたび、
新しくできた話題のホテルに泊まったりしていたけど・・・
東京で暮らすようになってからというもの、
わざわざ近場のホテルに泊まるなんてこともしなくなったもんなぁ・・・
ここ数年のうちに次々とopenした新しいホテルなんて、まったくわからない状態。

東京のホテルガイドを入手すべく図書館に立ち寄った。
借りてきのは「日経トレンディー」のバックナンバー。
ホテル特集が目当て。

雑誌を捲っていて、ふと思ったのは、

私たち2人が一緒に過ごす時間は、やっぱり非日常なんだな、、、っていうこと。

だからこそ、価値があるんじゃないの。
それが当たり前になっちゃうと、私の性格上、また全て色褪せてしまう。
そんな気がした。

強がりかな。
ま、半分はそうかも。
でも、強がってないと、彼との「こういう関係」は続けられないし。
泣いて苦しいだけじゃ、それこそ意味がない。

仕事ばかりじゃ、そのうち枯れてしまう。
友達と過ごすのも、一人の時間も、それなりに充実してるけど・・・。
恋をしてないと、私のモチベーションはいまいち上がらないみたいだ。

そういえば、彼との関係は、旅行と似てる。

計画を立てたり準備しているときが、実は一番ドキドキしてときめいて。
出発日が近付くと、毎日カレンダーとにらめっこしてる。
もちろん、旅行中も楽しいんだけど、帰りの時間が近づくと、かなりブルーになって。
また、次の旅行の計画を立てるんだけど、なかなかすぐには実現しないもの。

次は、いつ行けるだろう・・・

なんて、思いながら帰路につく。

旅行は、日常からのエスケープ。

彼との逢瀬も同じ・・・っててことは・・・
もうほとんど趣味だな。

納得

最初のデートで、体を許してはいけない・・・。

ものの本やマニュアルでは、原則そういうことになっているらしい。
私も、そりゃそうだろと思うし、最初のデートでっていう経験はない、、、

と言いたいところだけど、実は一度だけある。

陽一郎さんとは、最初のデートでセックスしてる。

その時、陽一郎さんにはオフィシャルな彼女がいたけれど、その人以外にも並行して何人かと付き合っているような噂も聞いていた。

ふつうなら、デートはしても、一線を超えるにはちょっと様子をみるところ。
でも、私は、彼としてみたかった。

セックスの相性ってものがあるなら、たぶん、私と彼とは合うんだと思う。

彼とのセックスでは、満たされることがない。
「もうお腹一杯」って感じにならなくて、いつも、どこか物足りない。

私が彼を忘れられないのは、多分にそれが影響してるのかも。

今度会える日、生理が重なりそうだと気付いて、さっそくピルを飲み始めた。
そういう自分を冷静に見ちゃうと、

は〜ん、なんだ、そういうこと。

と、案外あっさり納得したりして。

体が目当てなのは、私の方かしらん。

花祭り

花祭りの今日。
この日は私にとって、たぶん生涯、特別な日であり続けるような気がする。

東洋のクリスマスみたいなものだって・・・。
そんなふうに言ってたっけ。

お誕生日おめでとう。

どんなに離れていても、毎年、こうして伝えられる。
ケータイって、やっぱりすごい発明かもしれない。

期末

いよいよ期末。最終日。
今年は、去年よりも余裕があるかな。
だいたいやるべきことは片付いた。
最後まで残っていた書類仕事もなんとかクリアして、すべての案件で検収をもらった。
明日、パッケージ納品分の受領書をFAXでもらえば、今期の業務は完了となる。

あっと言う間の1年だったな。
思えば、ずっと走り続けていた気がする。
そういや夏休みもまだ取ってないよ。
4月は休暇を取ろう。
どこか南の島でのんびりしたい。

夜、会社の真下にあるカフェで腹ごしらえをしていると、久し振りに陽一郎さんから着信あり。。
ここ最近、私も仕事でかなりてんぱっていたので、それどころじゃなかった。
私の仕事がひと段落したタイミングを見計らっていたみたいで、ちょっとびびる。

あの方って、いつもそう。
毎度毎度、タイミングが絶妙なんだよね。
だから・・・いまだにこうして繋がってるのかな。
そういうのも、縁だよって彼なら言うのかな。